■パチスロの歴史
パチスロの歴史は、年数でいうと決して長くはありません。
誕生から現在までざっと30年程です。
しかし、新参のギャンブルならではの様々なメーカーと法律のバトルの歴史があります。
ユーザーの需要に答えようとするメーカーは、ときに信じられない法律の抜け穴をみつけるのです。
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◆0号機
◆1号機・1.5号機
◆2号機
◆3号機
◆4号機
◆5号機
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正確には0号機というものは存在しないそうです。
「新風俗営業法」というものが施行される前の機種は全て0号機と呼ばれるそうです。
この頃のパチスロは正にスロットマシンという感じだったようです。
ラスベガスを彷彿とさせる巨大なレバーをガコンと引くスタイル。
有効ライン数も3ラインや5ラインと、適当だったようですし、改良もガンガンやってたようです。
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それまで無法地帯状態だったパチスロ界に焦りを感じた偉い人たちは、警察の管轄で「保安電子通信技術協会」
(保通協)なる組織を設立、さらに昭和60年、「新風俗営業法」が施行され、パチスロは規制の対象となりました。
新風営法の施行後、保通協の検定を通過した機種が、1号機なのです。
1号機の登場と同時にホール間の競争が激化し、客をより満足させるため、連チャン率を上げるなどした改良基盤
が出回ります。そしてまだまだメーカーのミスも多く、攻略法等が出回りました。
1号機もほとんど改良基盤の無法地帯と化したため、日電協ROMに統一することにより基盤を封印。
1.5号機の登場です。
しかし焼け石に水といった状態で、パチスロ中毒者は増える一方でした。
この1.5号機として登場したのが、伝説の名機ニューペガサスです。
ニューペガサス(パル工業)
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この頃になると、だんだんと実用的(?)な規定が作られてきます。A−B−Cのタイプ別分類もこの頃です。
他にも、BIG獲得枚数の減少、完全確率のボーナス抽選、1ゲーム4秒の規定など、スロットの原型が完成します。
クレジット機能もこのあたりの機種が初搭載でした。
しかし、いくら規制がかかっても裏モノは増え続け、メーカーの技術力も足らず攻略法があふれました。
セット打法からリールの盤面を押して7をそろえるという恐ろしい攻略法もあったほどです。
代表的機種は裏モノや攻略法発覚で人気爆発した「サファリラリー」でしょう。
初代「アラジン」や「アニマル」もこの時期の機種です。
アニマル(アークテクコ) アラジン(サミー)
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この頃になると、ホールは裏モノであふれます。
規制は徐々に厳しくなり、フルーツ集中は禁止され、集中役のパンク率も上がりますが、裏返ってしまえば関係ありません。
新聞や雑誌でもパチスロの裏モノ化がとりあげられ、「コンチネンタル」を製造した瑞穂製作所は3年間の検定申請禁止処分を受けます。
裏モノに対する警察の動きも激しくなり、ホールと警察の裏表のやりとりがとりざたにされます。
相変わらず攻略法も存在し、ホールは今では考えられないような熱い雰囲気でした。
なお、この時期には様々な名機が誕生しています。
コンチネンタル・ドリームセブンJr.・スーパープラネット・リノ・ペガサス412・・・等。
コンチネンタル(ミズホ) スーパープラネット(山佐)
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平成4年の規制変更後に検定を通過した機種が4号機です。
規制変更の内容は、リプレイの追加(順押しでは100%取りこぼさない)や、フラグ持ち越しの禁止です。
このリプレイは、順押しでは決して取りこぼさないことから、JACIN時の絵柄として使われました。
しかし「順押し」という盲点を突き、逆押しでJACをはずす「リプレイはずし」が誕生します。
さらにフラグ持ち越しの禁止により、毎ゲーム小役をしっかり目押しすることが重要になり、DDTやKKKが浸透します。
現在のパチスロのかたちに最も近づいたのがこの規制変更といえるでしょう。
そしてこの時期、最も多くの名機が誕生します。
クランキーコンドル・ニューパルサー・サンダーV・ハナビ・ジャグラー・・・・etc
クランキーコンドル(アルゼ) サンダーV(メーシー)
さらにこの時期には裏モノ設置店への取締りが激化し、この頃から裏モノの数が極端に下がります。
各地で検挙されるホールがあとをたたず、今では裏モノは絶滅危惧種にまでなってしまいました。
裏モノが姿を消した理由の一つに、メーカの技術力と発想力の進化があります。
4号機以降、規制の盲点を突いた機種が続々登場しました。
AT・CT・ストック・・・・etc
これらの機種は、ノーマルでも充分に爆発力があり、わざわざ危険を冒してまで裏モノを設置するホールがほとんどなくなったのです。
そしてノーマル機の爆裂化は進み、伝説の一発機「ミリオンゴッド」にたどり着くのです。
一日最高勝ち額140万(7万枚)を記録したアラジンAも爆裂機の代表格です。
ミリオンゴッド(ミズホ)
こうした射幸心煽りまくりの機種の飽和状態が続き、パチスロは極端な規制を受けます。
5号機の誕生です。
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規制が大幅に変更されました。
ストック・AT機能の完全禁止・小役の取りこぼし禁止・出玉の大幅削減・・・・・etc。
とにかく、射幸性が極端にさがるんです。
規制変更前に検定通過した機種は3年以内に撤去されます。
小役の取りこぼしもないので、小役狙いで枚数をかせぎ、他の客より出すことも不可能です。
しかし、あまり悲観ばかりしてもいられません。
少なくともあと数年は現存の機種もホールに残ることでしょうし、5号機は考えようによってはいいんです。
今の機種の多くは、高設定でもわずかですが負ける可能性があります。
低設定でも爆裂する可能性があるというかたわら、高設定でも引き次第では負けもありえる機種がいくつかあるのです。
それに比べ、5号機は完全確率のみの抽選で、高設定さえつかめれば安定して勝てるでしょう。
まだ5号機のことを語れるほど浸透していませんが、いい方向に転んでほしいですね。
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